
FP3級を初めて受験しようと考えています。そこでなんですが、FP3級は独学で合格を目指すことは可能でしょうか。
今回はこういった悩みについて応えていきます。
結論を言うと、独学での合格は可能です。
私も独学でFP3級を勉強して一発合格することが出来ました。
今回は、私がFP3級試験を独学で勉強した道のりを含めて、独学で使用した本や勉強方法・勉強時間を解説していきます。
・FP3級の合格率や合格基準
・独学で勉強した時に使用した本
・独学での勉強時間は
・独学での勉強方法は
・まとめ
といった記事の内容で進めていきます。
FP3級の合格率や合格基準
独学で勉強をする前に、FP3級の合格率や基準を見ていきましょう。
・FP3級合格率(学科・実技試験)
申込者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
学科 | 65,553 | 26,140 | 16,666 | 63.75% |
実技 | ー | ー | ー | ー |
ー個人資産相談業務 | 19,348 | 16,414 | 9,625 | 58.63% |
ー保険顧客資産相談業務 | 24,238 | 17,194 | 9,632 | 56.01% |
計 | 43,586 | 33,608 | 19,257 | 57.29% |
*一般社団法人 金融財政事情研究所 2021年1月試験 試験結果より
実技は、個人資産相談業務と保険資産相談業務の2つに分かれる
学科約64%、実技約57%で、全体約57%でとなっており、受験者の2人1人は合格しているという結果になります。
他の国家試験と比べると合格するのが比較的に容易であり、しっかりと試験対策をしておけば受かる可能性が十分高い資格ということが言えます。
次にFP3級の合格基準ですが、
・実技6割(50点満点中30点以上)
となっており、FP3級に合格するには両方6割以上を取る必要があります。
目標としては、8割以上の合格を目指していくといいでしょう。私も勉強している時は、8割以上の点数を取ることを目標にしていました。
独学で勉強した時に使用した本
独学で勉強していた時に使用した本は以下の2冊です。
この2つの本の使い勝手については、「【おすすめ書籍】FP(ファイナンシャルプランナー)を学びたいあなたへ「みんなが欲しかったFPの教科書」「みんなが欲しかったFPの問題集」3級編」の記事で解説しております。
本を選ぶ上で重要なのは、「自分に合ったもの」を探しつつ最新のものを買うことです。
なぜなら、自分に合ったものを選ばないと勉強がはかどらなくなり、また、法改正などは毎年行われていて、覚えなければいけない数字などが変わってくるからです。
独学での勉強時間は
FP3級を独学で合格するには、前提として勉強する時間を確保する必要があります。
勉強時間をしっかり確保して容量よく勉強していけば、勉強期間が1か月でも合格することは可能です。
因みにFP3級に合格した人の中には、1週間の勉強期間で合格された方もいらっしゃいます。
相当容量が良く、記憶力がすごくいい方なんだと思いました。
私の場合は、容量は良くない方なので、試験日まで時間に余裕を持って勉強しておりました。
具体的には、
・1日1時間~1時間半程度(机に向かって勉強する時)
といった感じです。
この勉強時間をみてどう思いましたか。「1日1時間程度でいいんだ」と思われた方もいらっしゃると思います。
その通りです。勉強する期間を長く持てたら、「1日1時間程度」の勉強時間でも合格は可能です。
1か月で合格を目指している方なら「1日2時間程度」の勉強時間を最低限確保したいものです。
独学での勉強方法
勉強方法はいたってシンプルで、
②問題集を解く
の2つを繰り返してしていけば、合格することは可能です。
参考までに私の勉強方法をご紹介します。
・ざっくりと教科書を読む
・問題集を解く
・4年分の過去問をダウンロードしてから、実際の試験を想定して解く
・苦手な分野は特に問題を解いて、教書を読んで理解していく
・隙間時間を利用してアプリで問題を解く
といった方法で勉強をしていました。
因みに、実技試験では、個人資産相談業務と保険資産相談業務の2つがあるのですが、私は個人資産相談業務の方を選んで勉強していました。
どちらかを選ぶ方法ですが、実際に2つの問題を数問解いてみて、自分が解きやすいと思ったものを選ぶ方がいいでしょう。
勉強期間と絡めて見ていくと
・教科書に載っている練習問題を解いていく。
・いけると思った分野については問題集を解いていく
まずは、5日をかけてざっくりと教科書を読んでいきました。
その後は、もう一度教科書を読んで途中にある練習問題を解いてきました。
読んでいく中で、「この分野は頭に入ったかな」と思ったら問題集を解いていきました。
ステップ②試験日60日~30日前の勉強方法
・間違えた個所は教科書を読んだ再び解いていく
・問題集を解いていく中で苦手分野を見つけていく
・苦手分野については特に問題集を解き、教科書を見ていくことで正答率を上げていく
この期間になったら、問題集を本格的に解いていきました。間違えた個所は教科書を読んで内容を理解したところで再び問題集で解いていきました。
そうしていくことで、少しでも正答率を上げることが出来ます。
そして問題集を解いていく中で、どうしても得意分野や苦手分野が見えてきます。
私の場合は、相続・事業継承とライフプランニングの分野が苦手で間違えることが多かったので、徹底的に問題を解いていき教科書を見ていくここで、正答率を上げていきました。
最低でも5回程度は同じ問題を解いていきました。
ステップ③試験日30日~試験日前日の勉強方法
・過去問をダウンロードして、実際の試験を想定して解く
問題集については、試験日前日まで解いていきました。
実際に過去問を準備して、試験時間内で解いていくようにしていきました。
そうすることで、「1問あたり何分で解いていけば試験時間内に全問解くことが出来る」といった時間配分を把握することが出来るからです。
過去問は4年分用意して、問題を解いていきました。
過去問は無料で用意することが出来ます。私の場合は、「きんざい」のサイトにて過去問をダウンロードしました。
勉強する際に、日によっては用事で外出する時がありました。その時は、教科書や問題集を持ち歩くわけにもいかなかったので、アップルストアで、FP3級の問題を取り扱っているアプリをダウンロードして、時間を見つけて問題を解いていってました。
まとめ
FP3級は独学でも合格は可能です。
独学で合格するにはしっかりと計画を立てて、勉強していくことが大事になってきます。
私の場合は、試験期間2か月半(約75日)で、一日の勉強時間は1~1.5時間程度でした。
時間に余裕を持って勉強をしたかったので、勉強期間は長めにとっていました。
皆さんそれぞれ生活状況が異なるので、最終的には自分にあった本や勉強時間を決めて、合格を目指していきましょう。
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