
FP2級を初めて受験しようと考えています。そこでなんですが、FP2級は独学で合格を目指すことは可能でしょうか。
今回はこういった悩みについて応えていきます。
結論を言うと、独学での合格は可能です。私も独学でFP2級を勉強して一発合格することが出来ました。
ただし、合格するには、FP3級受験後に2級の勉強をすることをおすすめします。
なぜなら、受験時は3級の勉強内容が頭に入っているからです。
頭に入っている分2級の勉強がはかどっていきます。2級は3級より難易度が高く、勉強する量も増えてきます。
今回は、私がFP2級試験を独学で勉強した道のりを含めて、独学で使用した教材や勉強方法を解説していきます。
・FP2級の勉強で使用した教材
・FP2級を独学で勉強する勉強方法や勉強時間
・FP2級の合格率や合格基準
・FP2級の合格率や合格基準
・独学で勉強した時に使用した教材
・独学での勉強時間は
・独学での勉強方法は
・まとめ
といった記事の内容で進めていきます。
FP2級の合格率や合格基準
独学で勉強をする前に、FP2級の合格率や基準を見ていきましょう。
FP3級合格率(学科・実技試験)
申込者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
学科 | 70,407 | 50,865 | 11,916 | 23.42% |
実技 | ー | ー | ー | ー |
個人資産 相談業務 |
29,717 | 20,935 | 7,538 | 36.00% |
中小事業主 資産相談業務 |
2,129 | 1,628 | 1,044 | 64.12% |
生保顧客 資産相談業務 |
27,164 | 18,175 | 9,989 | 54.96% |
計 | 59,010 | 40,738 | 18,571 | 45.58% |
*一般社団法人 金融財政事情研究所 2021年1月試験 試験結果より
学科約23%、実技約52%、合計約46%となっており、実技の合格率は約50%と2人に1人は合格しているが、学科になると約23%と4人に1人しか合格していなく低くなっております。
他の国家試験と比べると合格するのが比較的に容易であるともいえますが、FP3級と比較すると全体の合格率は低くなっております。
なので、FP3級の時よりもしっかりと計画を立てて勉強していく必要があります。
次にFP2級の合格基準ですが、
・実技6割(50点満点中30点以上)
となっており、FP2級に合格するには両方6割以上を取る必要があります。
目標としては、8割以上の合格を目指していくとでしょう。私も勉強している時は、8割以上の点数を取ることを目標にしていました。
独学で勉強した時に使用した教材
独学で勉強していた時に使用した教材は以下の2つです。
この2つの教材の使い勝手については、【おすすめ書籍】FP3級を合格したあなたへ「みんなが欲しかったFPの教科書と問題集」2級編の記事で解説しております。
教材を選ぶ上で重要なのは、「自分に合ったもの」探しつつ最新のものを買うことです。
なぜなら、自分に合ったものを選ばないと勉強がはかどらなくなり、また、法改正などは毎年行われていて、覚えなければいけない数字などが変わってくるからです。
独学での勉強時間は
FP2級を独学で合格するには、前提として勉強する時間をFP3級の時より確保する必要があります。
因みに勉強期間が1か月でも合格することは可能です。
それを聞くと、「短い期間で勉強すれば合格できるじゃん」と思われるかもしれません。
ただしこれには訳があり、例えば職業柄税金の知識や不動産の知識などが頭に入っていることやFP3級で勉強した知識がかなり頭に入っているからです。
つまり、最初から知識が頭に入っているので、最初から1つ1つ詳しく勉強する必要がなくなるからです。
それにより、短い勉強期間でも合格が可能となるからです。
なので、FP3級に合格したものの、しっかりと知識が定着しているか不安になる方や試験に合格後、知識が頭から消えてしまったという方は、最低でも2か月は勉強する期間を設けた方が良いでしょう。
私の場合は、試験日まで時間にかなり余裕を持って勉強しておりました。
具体的には、
・1日1時間~2時間程度(机に向かって勉強する時)
といった感じです。
FP3級の時よりも勉強時間や勉強期間を長くとっていました。
独学での勉強方法
勉強方法はいたってシンプルで、
②問題集を解く
の2つを繰り返してしていけば、合格することは可能です。
参考までに私の勉強方法をご紹介します。
・問題集を解く
・5年分の過去問をダウンロードしてから、実際の試験を想定して解く
・苦手な分野は特に問題を解いて、教書を読んで理解していく
・隙間時間を利用してアプリで問題を解く
といった方法で勉強をしていました。
試験勉強期間と絡めて見ていくと
・ざっくりと教科書を読む
・教科書に載っている練習問題を解いていく。
・いけると思った分野については問題集を解いていく
まずは、10日をかけてざっくりと教科書を読んでいきました。
その後は、もう一度教科書を読んで途中にある練習問題を解いてきました。
読んでいく中で、「この分野は頭に入ったかな」と思ったら問題集を解いていきました。
・問題集をひたすら解きまくっていく
・間違えた個所は教科書を読んだ再び解いていく
・問題集を解いていく中で苦手分野を見つけていく
・苦手分野については特に問題集を解き、教科書を見ていくことで正答率を上げていく
この期間になったら、問題集を本格的に解いていきました。間違えた個所は教科書を読んで内容を理解したところで再び問題集で解いていきました。
そうしていくことで、少しでも正答率を上げることが出来ます。
問題集を解いていく中で、どうしても得意分野や苦手分野が見えてきます。
私の場合は、相続・事業継承とライフプランニングの分野が苦手で間違えることが多かったので、その分野についてはより徹底的に問題を解いていき教科書を見ていくことで、正答率を上げていきました。
最低でも6回程度は同じ問題を解いていきました。
・引き続き問題集を解いていく
・過去問をダウンロードして、実際の試験を想定して解く
問題集については、試験日前日まで解いていきました。
実際に過去問を準備して、試験時間内で解いていくようにしていきました。
そうすることで、「1問あたり何分で解いていけば試験時間内に全問解くことが出来る」といった時間配分を把握することが出来ます。
そして、余裕を持って全問を素早く解いていくことにより見直しをする時間が増えます。それにより、間違えた個所を訂正出来るからです。
過去問は5年分用意して、問題を解いていきました。
過去問は無料で用意することが出来ます。私の場合は、「きんざい」のサイトにて過去問をダウンロードしました。
きんざいの過去問には大変お世話になりました。
勉強する際に、日によっては用事で外出する時がありました。その時は、教科書や問題集を持ち歩くわけにもいかなかったので、アップルストアで、FP2級の問題を取り扱っているアプリをダウンロードして、時間を見つけて問題を解いていってました。
まとめ
FP2級は独学でも合格は可能です。
独学で合格するにはFP3級の時よりも、しっかりと計画を立てて、勉強していくことが大事になってきます。
私の場合は、試験期間3か月(約90日)で、一日の勉強時間は1~2時間程度でした。
時間に余裕を持って勉強をしたかったので、勉強期間は長めにとっていました。
皆さんそれぞれ生活状況が異なるので、最終的には自分にあった教材や勉強時間を決めて、合格を目指していきましょう。
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